2019.01.16

『2019新春労使共同セミナー』において(今年で17回目)、「長時間労働是正に向けた共同宣言」を読み上げ、
(一社)群馬県経営者協会と連合群馬で締結し、参加者全体の賛同を得た。

 超少子高齢化に伴う労働人口の減少に加え、経済のグローバル化の進展、人工知能(AI)をはじめとする急速な技術革新など、我々を取り巻く環は大きく変化しつつあります。このような中、多様な人材がより一層活躍できる環境を整備することは喫緊の課題であります。

 「時間外労働の上限規制等に関する労使合意」や、労働政策審議会における真摯な議論を経て、2019年4月より改正労働基準法が施行されます。「働き方」を見直すうえで必要不可欠である「罰則付きの時間外労働の上限規制」が導人されることとなりました。

 この法改正を実効性あるものとするためには、従来の企業労使の取り組みに留まらず、「長時間労働是正の重要性」が広く社会に発信され、国民全体に浸透していくことが重要です。また、同時に長時間労働につながる従来からの商慣行を、国全体で見直していくことが求められます。

 我々は、この認識を共有し、行政や経済団体などの各種団体と組織の垣根を越えて連携することで、長時間労働に依存しない企業文化や職場風土の醸成を図っていきます。そして、すべての労使が健康とワーク・ライフ・バランスを確保しながら、健やかに働くことのできる社会の実現に向け、働き方改革に取り組んでいきます。

2019年1月16日

一般社団法人群馬県経営者協会
会長 八木議廣

日本労働組合総連合会
群馬県連合会
会長 富澤誠